Cotonova English

英語日記で英会話を身につける勉強法

「基本の78パターンで英会話フレーズ800」使い方&レビュー

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こんにちは。コトノバです。

 

英会話学習を始めた頃、「できるだけ効率よく会話で使える英語フレーズを身につけられる本はないか?」といろいろ探し、出会ったのが「基本の78パターンで英会話フレーズ800」という本。

 

英会話の教材を探し始めると、つい「これもいいけど、あれもいいかも?」といろんな本に目移りしてしまうのですが…

でもまずはどれか1冊に絞って徹底的にやり込んだ方が効率がいいと聞いて、いろいろ比べた結果この本を選びました。

 

この本を選んだ理由
  • ・自分のレベル(簡単な日常会話をマスターしたい)に合っていた
  • ・日常で使える例文がたくさん載っている
  • ・英会話で使う順にフレーズが身につけられる
  • オーディオブック(無料)でリスニングの練習もできる
  • ・アマゾンレビューの評価も高かった

と、このあたりが数ある本の中から選んだ理由ですが、実際使ってみて「英語フレーズを身につけるのにいい本だな」と感じています。

 

わたしのように、もともと英語は得意じゃないけど、気軽に英語で雑談ができるレベルを目指すという方にはなかなかおすすめですのでご紹介します。

基本の78パターンで英会話フレーズ800(伊藤太 著)はどんな本?【レビュー】

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一言でいうと「中学で習って何となく覚えているような単語やフレーズを、会話で使いこなせるようにしてくれる本」です。

アマゾンの「英文読解」ジャンルでベストセラー、240人以上の総評で星4つ★★★★☆とかなり評価も高いです。

よく「日常会話は中学レベルの英語が使えればOK」と言いますが、この「使えれば…」ができないから困ってるわけですよね。

 

この「使えれば…」の部分にフォーカスして、英会話の最初のハードルを越えさせてくれるのがこの「基本の78パターンで英会話フレーズ800」です。

 

紹介されているフレーズは78パターンのみ。

会話でよく使うフレーズを厳選して、それぞれのフレーズが持ついろんな意味やニュアンス、使い方を計800個の例文を使って詳しく説明。

 

まずは軽い雑談を楽しめるぐらいの英会話レベルを身につけるのにはちょうどいい内容です。

 

他の英会話フレーズ本とは、ここが違う

78パターンは以下の4つの章で構成されているのですが

【1章】会話のきっかけ17パターン
【2章】気持ちが伝わる21パターン
【3章】言えると助かる21パターン
【4章】デキる大人の19パターン

特に1章・2章がこれから英会話を始める初心者にとって役立つポイントです。

 

というのも、オンライン英会話などのフリートークを経験したことがある人はわかると思うのですが、話の切り出し方(きっかけ)が英会話ではかなり重要なポイントだったりします。

 

ボキャブラリーの少ない英語初心者が、できるだけ会話をスムーズにするには、自分が得意な話題を話したいところ。

 

でも、うまく話を切り出せず会話が相手のペースになると、知らない話題の単語がわからなくて撃沈してしまうこともよくあります。

 

この本では、まず【1章】で会話を切り出すのに必要なフレーズを練習し、次に【2章】で自分の意思の伝え方を練習できるので、とても効率よく英会話に役立つ英語が身につけられる、という構成になっています。

さらに【3章】【4章】では表現やニュアンスを深めていくという流れです。

 

ここが一般的な英語フレーズ本とは違うところで、初心者が英会話に挑戦する時に、その「ありがたさ」が実感できるポイントです。

 

もちろん800個もある例文には、旅行中やレストラン、仕事など様々なシーンで使える具体的な事例も紹介されているので、自分に必要なフレーズから覚えていくと便利です。

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「基本の78パターン~」が身につく覚え方3ステップ

この本で英会話フレーズをマスターするのにおすすめのやり方は、

  • 【1】1日1フレーズしっかり覚える
  • 【2】自分が使いそうな言葉にアレンジする
  • 【3】オーディオブックで復習&リスニング(何かしながらでOK)

です。

1日30分前後でできる内容ですが、毎日続けることでかなり英語フレーズが自分の中に定着してくると思います。

 

【1】1日1フレーズしっかり覚える

「1日たったの1フレーズ?」と思われるかもしれませんが…

1フレーズでも毎日1つ確実にマスターしようと思うと簡単ではないですし、逆にそれができれば78パターンを2ヵ月ちょっとで全てマスターできるのですから。

特に仕事や家事で忙しい人にはちょうどいいぐらいの目標だと思います。

 

この本で紹介される英語フレーズは、中学で習った簡単な単語が大半ですが、いざ英会話となると意外とパッと出てこないもの。

 

しかも1つのフレーズでも、学校では習わなかったようないろんな意味やニュアンスがあるので、「1日1フレーズ」といってもやりごたえはあります。

 

【2】自分が使いそうな言葉にアレンジする

また英語のフレーズを覚えるときは、ただ本に書かれた例文を丸暗記するのではなく、そのフレーズを使って文章を作ってみるのがおすすめです。

 

その日に覚えたフレーズを使って、自分が会話で使いそうな言葉にアレンジします。

 

例えば「How come~?(どうして~なの?)」というフレーズの場合、

How come she knows that?(どうして彼女がそれを知ってるの?)

How come you are crying?(どうして泣いているの?)

How come this project wasn't approved?(どうしてこの企画はボツになったんだ?)

などの例文が書かれているのですが、「How come~?」を使って以下のように自分が使いそうな言葉に置き換えてみると記憶にも残りやすくて、いざ英会話で使うときにもパッと言葉が出てきやすくなります。

[ アレンジ例】

How come you are so angry?(どうしてそんなに怒ってるの?)

How come you don't help me?(どうして手伝ってくれないの?)

How come he speaks English so well?(どうして彼はあんなに英語がうまいの?)

 

【3】オーディオブックで復習&リスニング

もう一つは音声学習です。

スキマ時間にこの本のオーディオブックを聴くことでで覚えたフレーズが記憶に残りやすく、もちろん発音やリスニングの練習にもなるのでとても効果的です。

この「基本の78パターンで英会話フレーズ800」は本や電子書籍を購入すると一応音声データがダウンロードもできますが、そちらはかなり簡易なもの(フレーズの部分だけを機械的なナレーションで読み上げたMP3ファイルのみ)。

ですので、日本語の解説も英語フレーズや例文もしっかり収録されたオーディオブックの方をおすすめします。

オーディオブックはプロのナレーターが本の内容を朗読してくれる「耳で聴く本」のことですが、この本のオーディオブックは英語も日本語も聞き取りやすく、発音もきれい。

なので読書しながらリスニングの練習が同時にできます。(読み上げスピードもかなり細かく調整できます)

 

わざわざ英語学習の時間をとらなくても、通勤中や家事をしながら耳だけで読書できるので、忙しい人にはもってこい

よく「英語フレーズは書くより、聴いて覚えた方が身につく」とも言われていますので、そういう意味でもオーディオブックは英語学習に向いていると思います。

 

一度で覚えられないフレーズも暇なときに繰り返し耳で聴いているだけで、予習復習にもなります。

あと、このオーディオブックのナレーター(サイナス・望・セスナさん:男性)の声が明るく心地良いのですが、これも毎日聴く上ではけっこう大切なことだと思います。

 

アマゾンのオーディオブック(Audible)の会員の方は聞き放題で聴けますし、

まだアマゾンAudibleを体験したことがない方でしたら、30日間無料体験で聴くことができます。

 

つまりどちらの方も無料で聴けますので、この本が聴き放題の対象のうちに試してみてください。

※公式サイトで「基本の78パターンで英会話フレーズ800」を検索していただき、Audible版0円(Audible会員:無料体験)と記載があれば無料読み放題の対象です。

 

まとめ

男性が英語の本を選ぶイメージ

英会話フレーズの本はたくさんありますが、どれか1冊に絞ってマスターするのが効率よく英会話を身につける方法だと実感しています。

 

「基本の78パターンで英会話フレーズ800」は、これから英会話を始めていきたい人が、最初に1冊マスターするのにちょうどいい本だと思います。

 

とにかくまずは1冊、自分に合った教材を見つけて毎日無理せず1フレーズずつでも身につけていけば英会話は確実に上達していきますので一緒にがんばっていきましょう。