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英語日記で英会話を身につける勉強法

【意外と簡単】5文(5行)で書く英語日記・英作文|例文とやり方

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英語を勉強する女性のイメージ

こんにちは。コトノバです。

 

中学生や高校生の頃、5文で英作文する宿題が出たこと、ありませんか?

わたしは確か高校で出ました。

 

当時は何の意味があるのかよくわからなかったのですが、いま英語日記を書くようになり、改めて5文日記をやってみるとなかなか奥が深いと感じたので、具体的なやり方や例文をご紹介します。

こんな人におすすめ
  • ・5文(5行)英語日記の例文が見たい
  • ・簡単な英作文の書き方を知りたい
  • ・英語の基本5文型を理解したい

 

5文で書く英語日記・英作文のコツ

まず最初に、5文(5行)で英語日記・英文を書くコツは、1つのテーマ(出来事)で5文の英文にすること。

 

あまりおすすめしない例としては

朝は7時に起きた(I got up at 7 in the morning.)

朝食はパンを食べた(I had bread for breakfast.)

学校に行って勉強した(I went to school to study.)

部活でサッカーをした(I played soccer in a club.)

今日は疲れた(I'm tired today.)

といったもの。

 

これは1日の出来事を並べただけの文章ですが、これで毎日書こうと思うとすぐにネタが無くなってしまい続きません。

 

1回のテーマ(出来事)を1つに絞って5文にふくらませて書くのがコツです。

そこで1つのテーマでネタを膨らませる方法をいくつかご紹介します。

 

お決まりの型に合わせて書く

定型文のチェックリストイメージ

1つのテーマから英語日記・英作文の内容を膨らませるには、まずは型(かた)に合わせて書くのが意外と簡単でおすすめです。

 

英語日記を書くとき、入試やテストの英作文を書くときなど、用途によっても少し異なるのでそれぞれに合った型をご紹介します。

 

 

5文の英語日記で使える型【例文あり】

日常の何でもない1つの出来事でも、下の5つの型に合わせて書くと、あまり悩まずに5文の英文が書けます。

 

毎日日記を書くなら、1日のちょっとしたことを5文に膨らませて書くとネタ切れせずに続けられるので、まずは1つの型に合わせて書いていき、慣れてきたら少し変化をつけていくといいでしょう。

5文英語日記の型
  • ・1文目:何をした?(何があった?)
  • ・2文目:その理由は?
  • ・3文目:どう思った?
  • ・4文目:どんなもの(こと)?
  • ・5文目:まとめ(感想や考え)

 

1つ目の例文は「カレーを食べた」という何でもない1日の出来事を上の型に合わせてふくらませたものです。

こんな簡単な文章でもいろんな文法や単語が使えるので英語の練習には役に立ちます。

【例文1】

カレーを食べた

I had curry.

 

晩御飯に母が作ってくれたからだ

Because my mother made it for dinner.

 

めちゃくちゃおいしかった

It was really good.

 

ビーフと野菜が入ったいつものカレーだ

It was the usual curry with beef and vegetables.

 

明日も食べたい

I want to have it again tomorrow.

 

次は「〇〇の動画を観た」という出来事を5文に膨らませたもの。これも普段の生活のよくある1シーンを日記として取り上げています。

例えば外国人の友達ができたとしても、実際に英語で話す内容はこういう日常的な出来事を話すので少しずつ自分が使える英語フレーズをためていきましょう。

【例文2】

今日、筋トレの動画を観た

Today, I watched a video about muscle training.

 

ユーチューブを開いたらその動画が出てきたからだ

Because when I opened YouTube, that video came up.

 

なかなかおもしろい動画だった

It was an interesting video.

 

筋トレすると体だけでなく集中力も鍛えられるらしい

The YouTuber said that muscle training not only strengthens my body, but also my concentration.

 

自分も筋トレを頑張ってみようと思った

I thought I'd try to do some muscle training.

 

こんな風に、毎日の何でもない出来事も英語日記として書き出していくと、新しい単語やフレーズを覚えられます。

 

あと、無理に最初から自力で英語を書こうとしなくても、まずは日本語で文章を書いてから翻訳アプリなどで英訳すればOKです。

はじめのうちは無理に自分の頭で英文を絞り出そうとするより、翻訳したものを「覚えていく」ことに力を使った方が効率よく英語が身に付きます

 

翻訳アプリはGoogle翻訳でもいいですが、DeepLという無料で使えるアプリがかなり自然な翻訳ができるのでおすすめです。

 

 

5行英作文で使える型【例文あり】

次は英作文の型です。

入試やテストでも出る英作文の場合はもう少し自分の考えや主張を盛り込んでみましょう。

5文英作文の型
  • ・1文目:主張
  • ・2文目:理由
  • ・3〜4文目:具体例や説明
  • ・5文目:提案

文章の中に、自分の考えやそれを裏付けるような根拠を盛り込むことで単なる日記ではなく作文としてまとめることができます。

【例文3】

悩み事がある時は音楽を爆音で聴くといい

When you have problems, listen to music loudly.

 

大きな音で音楽を聴くと、気分がスッキリするからだ

This is because listening to music at a loud volume can make you feel refreshed.

 

音楽には癒し効果や気分を上げる効果があるらしい

I heard that music has healing and mood-elevating effects.

 

特に大きな音で聴くと音楽に集中できるので効果的だ

It's especially effective if you listen to it loudly so you can focus on the music.

 

悩んだときはイヤホンを付けて、音楽のボリュームを上げてみよう

So when you're having problems, put on your earphones and turn up the volume on your music!

 

英作文も型を意識して書くとまとめやすいので試してみてください。

 

5W・1Hで自分に問いかけながら書く

5W1Hで学習するイメージ

型に合わせて書くのに慣れてきたら、今度は自由に5文を作ってみましょう。

 

その時に、英語の5W・1Hを使って自分に問いかけるようにすると文章が作りやすいです。

 

英語日記で書く1つのテーマを選んだら、それに対して

When(いつ?)、Where(どこで?)、Who(誰が?)、What(なにを?)、Why(どうして?)、How(どのように?)

と問いかけていくと書くことが思い浮かんで来ると思います。

 

また5W・1Hで問いかけに答えるように書くことで、実際の英会話で相手の質問に答えるときの練習にもなります。

 

 

【例文4】

今日はちょっと疲れた

I'm a little tired today.

 

Why?(なぜ?)

昨晩寝るのが遅くなったからだ。

Because I went to bed too late last night.

 

What?(何してた?)

深夜2時ごろまでゲームをしてしまった

I played the video games until about 2 a.m.

 

How?(どうする?)

今日は早く寝たい

I want to go to bed early today.

 

When?(いつ?)

今晩は12時には寝るぞ

I'll be in bed by midnight tonight.

 

 

英語の5文型を意識して書く

文法の書籍イメージ

さらに英語で文章を書くことに慣れてきたら、今度は英文法の基本となる5文型で書いてみましょう。

 

毎日、自分で英語日記を書いていると、どうしても使う文法に偏りが出てきてしまいます。

基本的な文法を意識的に使うことで、使える英語表現も増やせるので少しずつでも試してみてください。

 

英語の5文型とは

英語の文型は、文をつくる要素を主にS(主語)、V(動詞)、O(目的語)、C(補語)の4つに分けて、それらの組み合わせ方で文章の作りを分類したものです。

その基本的なものが英語の5文型です。

 

英語日記や英作文を書くときに5文型を意識することで、英語での表現の幅も広がるのでおすすめです。

あと英語の文章を読んだり聞いたりした時にも理解しやすくなります。

 

【第1文型】S +V

まずは最もシンプルなS(主語)+V(動詞)の文型です。

第1文型のV(動詞)は必ず自動詞になり、「SはVをする」という文章になります。

自動詞とは、自分だけで意味が成り立つような動詞のこと。目的語なくても文章が成立するものです。(run, walk, go, come, smileなど)

 

She smiled.(彼女は微笑んだ)

I go to the office.(私は会社に行く)

2つめの文では「I(私は)」+「go(行く)」のほかに、「to the office」という修飾語(M)がついていますが、これも第1文型になります。

 

【第2文型】S+V+C

第2文型は、S(主語)+V(動詞)+C(補語)の文型。

C(補語)とは、(主語)とV(動詞)の関係を補う言葉のことで「SはCという状態(V)です」という文章になります。

He is a nice guy,(彼はいいやつだ。)

This food tastes bitter(この食べ物は苦い味がする)

上の文のように

「He(彼) = nice guy(いいやつ) 」

「This food(この食べ物) = bitter(苦い)」

と、「S(主語)=C(補語)」が成り立つ文章になります。

 

第2文型で使うV(動詞)は、Be動詞(am, are, is など)と、

あとはKeep(~のままでいる)、look(~に見える)、taste(~の味がする)、become(~になる)などのようにS(主語)の状態を表す動詞が使われます。

※be動詞が使われる文章は必ず第2文型です。

 

【第3文型】S+V+O

第3文型は、S(主語)+V(動詞)+O(目的語)で構成される英文。

「SはOを(に)Vする」という意味になります。

I love you.(わたしはあなたを愛してます)

He plays the gutar.(彼はギターを弾きます)

英文だけ見ると、第2文型(S+V+C)と似ているように思いますが、大きく違う点は第2文型が「S=C(同じ)」になるのに対して第3文型は「S≠O(異なる)」、つまり主語と目的語がイコールにならないところです。

 

また第3文型の動詞は必ず他動詞(have, ask, know, play, helpなど)が使われます。

 

 

【第4文型】S+V+O+O

第4文型は、S(主語)+V(動詞)+O1(目的語1)+O2(目的語2)で構成されます。

意味としては「SはO1にO2をVする」です。

You taught her lies.(あなたは彼女に嘘を教えた)

He gave me a birthday present.(彼は私に誕生日プレゼントをくれた)

なお、第4文型の文章は第3文型に置き換えることができます。

【第4文型】He gave me a birthday present.

(置き換え)

【第3文型】He gave a birthday present to me.

 

【第5文型】S+V+O+C

第5文型は、S(主語)+V(動詞)+O(目的語)+C(補語)となります。

 

意味としては「SはOをCなようにVする」という感じですが…

例文を見たほうがわかりやすいと思います。

I call the dog Jhon.(私はその犬をジョンと呼んでいる)

She makes me happy.(彼女は私を幸せな気分にさせてくれる)

第4文型との見分けがつけにくそうですが、第4文型は「O1≠O2(異なる)」なのに対し、第5文型は「O=C(同じ)」が成り立つというのが明確な違いです。

 

まとめ【中学や高校の宿題に出た5文の英語日記・英作文には意味があった】

イギリスの中学生イメージ

中学生・高校生の頃は「5文(5行)で英作文しなさい」という宿題やテスト問題に対して「こんなの意味があるの?」と思っていました。

 

でも英語日記を書くことが英会話の上達にとても効果的だと実感している今、改めて5文で英作文することは意外と意味があるものだなぁ、と感じました。

 

英語日記も英語での作文も、最初はなかなか書くことが思い付かず、まとまりのない文章になりがちですが、以下の3つに当てはめて書いてみると、書く内容もいろいろ思い浮かびやすくなります。

  • 1つの出来事を「型」に合わせて書く
  • 5W・1Hで問いかけて書く
  • 英語の5文型を意識して書く

せっかく書くなら、少しずつでも変化をつけて英語表現の幅を広げてみてはいかがでしょうか?

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。