Cotonova English

"I speak English!"と言えるまでの道のり

本「英語日記BOY/新井リオ著」の感想と英語学習のやり方

英語日記BOYの本(新井リオ著)

 

こんにちは。コトノバです。

 

デザイナーとして海外でも活躍する新井リオさんの著書「英語日記BOY」。

オリラジ中田さんのYouTube大学で「最強の英語独学」として紹介されたことも相まって英語学習本として異例のベストセラーになったのはご存知の方も多いでしょう。

 

わたしはちょうど英語学習でスピーキングの壁にぶち当たった時この本に出会ったのですが、この本を読んで具体的な学習方法と「独学でも英会話は身につく」という自信を取り戻すことができました。

 

この記事ではこの本を読んだ感想と

  • ・「英語日記BOY」に書かれた英語学習のやり方
  • ・忙しい会社員向けの英語日記で学習するやり方

をご紹介します。

「英語日記BOY(新井リオ著)」を読んだ感想・レビュー


英語日記BOY

まずは簡単に、この本を読んだ率直な感想です。

独学で英会話力を身につけたい人、特に「スコアを伸ばす」ではなく「英語が話せるようになりたい」という人にはぜひ読んでもらいたい良書。英語学習方法だけでなく読み物としても楽しめる本です。

 

あるきっかけで本気で英会話をマスターしようと決めた新井さんが最初にぶつかった壁がお金の問題。

英語をちゃんと身につけようと思うと1年で数百万円のお金が必要と言われ、最初はお金を貯めるところから始めようとしたのだそうです。

 

ただ「英語を身につけるために多額のお金をつくらないといけない」という当時の常識に大きな疑問を持った新井さんがとった行動が英語独学方法の探究でした。

日本にいながら、お金をかけずに英語力を身につける。その行き付いた答えが英語日記だったのです。

 

この本には、実際に新井リオさんが試行錯誤しながら英語力を身につけた方法がとても具体的に詳しく書かれているばかりか、新井さんの熱のこもった文章からサクセスストーリー的な読み物としても楽しめます。

 

「英語日記BOY」に書かれた英語学習のやり方【5STEP】

英語学習のイメージ

 

「英語が話せるとはどういうことか?」

新井リオさんはまずこのこと定義づけるところからはじめられました。

 

そして考えた答えが

「いま言いたいオリジナル英語フレーズが瞬時に出てくること」

でした。

 

そこで英語が話せるようになるには

「自分オリジナルのフレーズ集を作って覚えればいい」

という結論(仮説)に至ったのだそうです。

 

参考書や英語教材にのっている英語フレーズをそのまま覚えても、もしそれが自分が実際だれかと英語を話すときに使わない言葉ならあまり意味がない(効率が悪い)。

それよりも自分が話すであろう英語を英語日記として自分オリジナルフレーズ集をためていくことで「英語が話せる」ようになると考えこれを実践されました。

 

新井リオさんが試行錯誤しながら行き着いたのが以下の5ステップです。

 

STEP1|日本語で日記を書く

まずは日本語で日記を書きます。この段階では英語のことは考えず、できるだけ普段通りの自然な日本語で書くのがポイント。

自然な日本語で考えるからこそ「いつか使うかもしれない英語フレーズ」になるというのが狙いです。

 

STEP2|一言をピックアップして要約文をつくる

次に日本語で書いた日記の文章の中から自分が特に言いたいことをピックアップして短めのフレーズに要約をします。

目安としてはだいたい10秒ぐらいで言えそうな長さがフレーズを覚える長さとしてもちょうどいいようです。

 

STEP3|自力で英文にする

要約した日本語のフレーズを自力で英文にしていきます。

できるだけ自力でやることで、自分が英語でどこまで言えるのか、どこが言えないのかを把握していきます。

でもどうしても分からない場合は、もちろん辞書などを使って調べてもOKです。

 

STEP4|その英文をオンライン英会話で添削してもらう

そして自力で英訳したフレーズをオンライン英会話で添削してもらいます。

ここで自分オリジナルの英語フレーズが手に入ります。

 

STEP5|繰り返し音読する(スマホひとりごと)

最後に、オリジナル英語フレーズを覚えるまで何度も繰り返し声に出して読みます。

自分のスマホを英語表示の設定にし、Siriなどの音声アシスタント機能に話しかけると発音の練習になります。(ちゃんと発音できないとSiriが認識できないのですが、うまくいったときはかなりうれしいです)

 

これらを繰り返すことで自分だけのオリジナルフレーズ集ができていく。

つまり、英語が話せるようになっているというのが英語日記BOYのやり方の大まかな流れです。

 

一般人がそのまま「英語日記BOY」のやり方だと、ちょっと難しい点

難しい学習のイメージ

この本を読んで「英語日記GOY」の英語学習方法が効果的だというのはものすごく納得感がありました。

ただ実際に自分が新井リオさんのやり方でそのまま英語学習を始めようとしたとき、いくつか問題があることに気づいたのです。

 

それは新井リオさんと、わたしではそもそもの状況が違うということ。

まずはここをクリアしてから英語学習に取り掛かる必要がありました。

 

新井リオさんと私の大きく違ったところ

  1. クリエイターと普通の会社員という違い
  2. 英語に使う1日の時間の違い

 

1,クリエイターと普通の会社員という違い

違いの1つ目は新井リオさんはクリエイターであるということ。

デザイナーであり、そしてミュージシャンとして作詞作曲も全てご自身でこなす、モノを生み出すプロなのです。

 

これは一見、英語学習ではどうでもいい違いのように思えますが、実は英語日記を使った学習ではけっこう見逃せないポイントです。

 

というもの、わたしが英語日記を書き始めて最初にぶち当たった壁が「すぐに書くネタが尽きてしまう」ということ。

会社員として仕事をする日常には大きな変化もなければ、書きたい想いが湧き出てくることもなくそもそも新井リオさんのように「未来に話したい言葉」が出てこないのです。

ここはひとつ解決策を考えておく必要があります。

 

2.英語に使う1日の時間の違い

また新井さんは日本にいるときから1日3時間以上を英語に使っていたと書かれています。

ただわたしの場合、会社員をしながらなので英語学習に使える時間は1日の中でもせいぜい1~2時間というのが現実的なところ。(無理してそれ以上の時間を使おうと思わない)

 

つまり、新井リオさんの「英語日記BOY」のやり方をそのまま私がやろうとすると

  • 毎日の英語日記のネタがすぐマンネリ化してしまう
  • 英語がペラペラになるまで何年(何十年?)もかかる

となってしまうのです。

 

忙しい会社員が英語日記で学習するやり方

忙しい会社員のイメージ

これら普通の会社員であるわたしと新井リオさんの違いを踏まえて、「英語日記BOY」の英語学習のやり方をベースに少しカスタマイズしてみました。

なかなか英語に時間がとれない会社員でも英語日記で効率よく学習できる方法に落ち着いたのでご紹介します。

 

「英語日記BOY」新井リオさんのやり方と変えた点3つ

  1. 目指す目標のレベルを下げる
  2. 英語日記を会話形式で書く
  3. 勉強の工程(日記の英訳と添削)を簡略化する

新井リオさんの学習方法から変更したのはこの3つ。

ここを変えるだけでかなりラクに、意外と効率よくスピーキング学習に取り組めたのでそれぞれもう少し詳しく説明します。

 

1.目指す目標のレベルを下げる

まず新井リオさんの目標は以下の通り。

「カナダでグラフィックデザイナーとして生計を立て、今後どの国でもフリーランスとして生きていけるだけの英語力とスキルを身に付ける」

このレベルとなると、英語学習に相当な時間を費やす必要があるのは当然です。

 

そこでわたしは目指す目標のレベルをぐんと下げ、かなり現実的なものにしました。

「オンライン英会話でいろんな外国人講師と話しても、いつも普通に英語で雑談ができる」

これなら1日1~2時間でもちゃんと努力すれば数か月後には達成できそうな気がしませんか?

1日の英語学習時間が新井さんの半分以下だとしても、まずは身近なゴールを設定することで英語学習を続けるモチベーションにもなると考えました。

 

2.英語日記を会話形式で書く

2つ目は英語日記の書き方です。

「英語日記BOY」で紹介されているもの含め一般的な日記は基本的に一人称で自分の考えや出来事を書き記すというスタイルですが、わたしは英語日記に書く内容そのものを会話形式の文章で書くことにしました。

 

こうすることで日記のネタにも困らず、また書いた日記そのものが英会話でそのまま使えるのでかなり効率がいいのです。

 

例えば「今日の昼休みに会社の近くで同僚と、うどんを食べた」という出来事があったとします。

これを普通の日記として書いてもネタとして膨らませるのは難しいですよね?

特に毎日書くとなるとマンネリ化するのは目に見えています。

 

でもこれを、例えば外国人の友達(もちろん架空の)と会話するように書いていくと以下のようになります。

【友達】今日のランチは何を食べたの?

What did you have for lunch today?

 

【自分】今日は会社の近くの店でうどんを食べたよ。

Today I had udon noodles at a shop near my office.

 

【友達】誰とランチしたの?

Who did you have lunch with?

 

【自分】小林っていう会社の同僚と二人で食べたよ。

I ate it with a colleague from work named Kobayashi.

 

【友達】うどんってどんな食べ物なの?

What kind of food is Udon?

 

【自分】日本の麵料理の一つだよ。

たしか原料は米で、そばとかスパゲティよりも麺が太いのが特徴。

肉とか天ぷらとかいろんなものをのせて食べるのが主流かな。

It is a kind of Japanese food.

I think it is made of rice, and the noodles are thicker than Soba or spaghetti.

It is mostly eaten with meat, tempura, and other things on top.

 

【友達】日本人はうどんをよく食べるの?

Do Japanese people often eat udon?

 

【自分】そうだなあ。たぶん月に1~2回食べてる人は多いんじゃないかな。

I guess so. There are probably many people who eat it once or twice a month.

などなど

 

会話形式で書くことで、同じ出来事からでも「質問する側」「答える側」の両方の言葉を日記にすることができて、日記に書いた言葉がそのまま英会話で使えるわけです。

これなら、新井リオさんのように文章が得意じゃなくても英語日記を書き続けることができます

 

3.勉強の工程(日記の英訳と添削)を簡略化する

3つ目は、勉強の工程を簡略化することです。

具体的には

  1. 「英語日記BOY」のように日本語で書いた日記を「自力で英文にする」のではなく、「翻訳ツールを使いまくる」こと。
  2. 「オンライン英会話で添削してもらう」のではなく、あらかじめオンライン英会話のフリートークで話しそうな内容(最近の出来事や自分のこと)を日記に書いておいて、そのまま話してしまうこと。

です。

 

特に英語初心者なら「自力で英訳する」ことにこだわらずどんどん翻訳ツールで訳して、あとで覚える方に時間を使たほうがモチベーションが保てると思います。

 

また日記に書く内容を、最近の出来事や自己紹介に使えそうな会話形式の文章にしておくことで、オンライン英会話でそのまま話せます。話してみて表現が間違っていれば講師がアドバイスしてくれるのでわざわざ添削に時間を使う必要もありません。

あまり細かいことは気にせず、まずは気軽に思ったことを英語で話せるようになることを優先しようという考えです。

 

会社員向けにちょっとカスタマイズした英語日記の勉強法【4STEP】

会社員向けの英語日記学習法イメージ

新井リオさんと、普通の会社員のわたしとの違いを踏まえたうえで「英語日記BOY」に書かれた勉強法をもとに少しカスタマイズしたやり方をご紹介します。

 

目指すゴールは「オンライン英会話でいろんな外国人講師と話しても、いつも普通に英語で雑談ができる」という新井さんとはかなりレベルの違うものですが、以下のやり方なら仕事をしながらでもあまり負担なくできるのでよかったら参考にしてみてください。

 

STEP1|会話形式で日本語日記を書く

ちょっとした出来事や自分のことを誰かと対話するイメージで書きます。

わたしの場合、まず「外国人と英語で普通に雑談ができる」を目標にしたのでオンライン英会話のフリートークで講師に聞かれそうなこと、例えば「今日は何してたの?」「週末は何してたの?」といった日常のちょっとした出来事や自分の趣味・考えなどを会話形式で書くようにしています。

STEP2|翻訳ツールで英語にする

日本語で書いた日記を英訳するときは翻訳ツールを使いまくります。

特に最初のころは自力で英語にすることにエネルギーを使わず、翻訳した英語フレーズをストックして後で覚えることを重視するようにしていました。

続けていくうちに少しずつ英語のフレーズを覚えていくので、気が付いたら自力で書ける英語が増えていきます。

STEP3|繰り返し音読する

次に英語日記としてストックした会話形式の英文を、戸惑わずに口で言えるように音読します。

次回のオンライン英会話で話せるように予習しておくイメージです。

 

STEP4|オンライン英会話で試す

あとは練習した英語フレーズをオンライン英会話で試します。

 

この時のポイントとしては、オンライン英会話の時に自分が練習した内容を話せるように、最初の自己紹介で自分が話したい内容を盛り込んでおくことです。

 

例えば最近食べておいしかった料理の話をしたければ、オンライン英会話の自己紹介では「食べることが大好きです」と言えば、そのあと講師がその話題を質問してくれる可能性はかなり高いので自分が予習したフレーズを話せます。

 

もし練習した英語が間違っていれば、講師が訂正したりアドバイスをくれるので後で英語日記のフレーズを修正すればより正しいオリジナル英語フレーズがたまっていきます。

「英語日記BOY」の勉強法をもとに、自分なりのやり方にカスタマイズするのがおすすめ

カスタマイズするイメージ

「英語日記BOY」の勉強法は、多額なお金をかけずに日本にながら独学で英語が話せるようになるためのノウハウと、思考法が詰まっています。

 

この本に書かれた本質的な部分をベースにしつつ、あとは自分の環境や目標に合わせたやり方にカスタマイズすることで誰もがすぐに実践できるものだと思います。

 

「外国人と普通に英語で雑談できる自分」

まずはペラペラではなくても数か月後にそうなっている自分をイメージするだけでも英語学習に対するモチベーションはかなり保てると思いますので無理のない目標を立ててコツコツ行動していきましょう。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。