こんにちは。コトノバです。
「一日一行でもOK!英語日記ドリル(Complete )」という本がとてもよかったのでご紹介します。
独学で英語学習するとき英語日記を書くのが効果的というのはいろんなところで言われていますが、単純に英語日記を書くだけならわざわざドリルを使う必要もないように最初は思っていました。
でも使ってみてわかったのですが実はこの「英語日記ドリル」という本、英語日記を書く上で初心者がぶつかりがちな壁を解決してくれます。
この記事では「英語日記ドリル」の大まかな内容やメリット。あと英会話の上達に役立つ使い方・勉強法などもご紹介しますのでよかったら参考にしてみてください。
- 一日一行でもOK!「英語日記ドリル(Complete )|著者 石原真弓 」とは?
- 英語日記ドリルのメリット・おすすめポイント5つ
- 英会話に役立つ英語日記ドリルのおすすめの使い方・勉強法
- まとめ【1日15分の英語日記から始めよう】
一日一行でもOK!「英語日記ドリル(Complete )|著者 石原真弓 」とは?
「英語日記を続けるハードルを低くして、効率よく日常会話に必要な英語を身につけられる」
これがこの本の感想です。
この本は「よし、英語日記をはじめよう」と思った人が、手に取ってすぐページをめくりながら英語日記を書きはじめられるドリル。
日常会話でよく使われる60パターンの英語フレーズを厳選し、1日1フレーズずつ使いながら日記を書いていくスタイルの本です。
英語がうまく使えない人の多くは「学校で習ったはずのフレーズでも、会話の中でどういう時にどう使えばいいのかわからない」というのが悩みではないでしょうか?
でもこのドリルでは、身のまわりのことを日記に書きながら1日1フレーズを自分の言葉として覚えていき、気がつけば「どう使えばいいのか?」が定着していけるのが大きな特徴です。
著者の石原真弓さんは、英語に慣れない初心者にしっかり寄り添って、無理なく毎日少しの時間でも楽しみながら英語力を身につけていけるよう心がけられています。
とにかくシンプルでわかりやすい言葉や例文。
丁寧に書かれた内容からそのことが伝わってきます。
例えばこんなフレーズ【英語日記ドリルより一部を紹介】
この本では最初に英語日記の書き方や使い方などの簡単な説明があり、あとは1日1フレーズ、全部で60の英語フレーズとその使い方や具体化な例文が出てきます。
そして毎日出てくるフレーズのほとんどは中学英語、もしくは高校で習った簡単なフレーズ。
これらのフレーズを使って1日1分ずつ日記を書いていくわけですが、知っているフレーズでも自分の言葉として実際使ってみることで「こういう時に使うのか!」というのが身についていきます。
この本に出てくるフレーズの1つ例をあげてみますね。
例えば以下の2つを英語でいうとどうなりますか?
【A】「明日、涼しくなるといいなあ」
【B】「もっと時間があったらいいのになあ」
これら「~だといいなあ、~ならいいなあ」という似たような表現ですが、英語だとこうなります。
【A】" I hope it gets cooler tomorrow. "
【B】" I wish I had more time. "
もともとわたしは「hope」「wish」はどちらも「だったらいいなあ」という似たような意味で使い分け方が今一つよくわかっていなかったのですが、それぞれのフレーズの意味を理解してから自分の言葉で書いてみることでちゃんと記憶に残ります。
「hope」は、明日の天気のように可能性があることに対する期待の言葉。
「wish」は、実際そうではないけど「そうだったらいいなあ」という現実とは反する願望を言うときに使う言葉なのです。
こんな感じで、自分が知っているフレーズでも、自分の身の回りのことや自分の考えを英語日記で実際に書いていくことで一つ一つ使える言葉にできるわけです。
ではこのあともう少し具体的に、英語日記ドリルを使って英語日記を書くことのメリットをご紹介していきます。
英語日記ドリル(Complete)の著者:石原真弓さんについて
英語学習スタイリスト。高校卒業後、アメリカに留学。コミュニティカレッジ卒業後、通訳に従事。帰国後は英会話を教える傍ら、執筆やメディア出演、コンテストの審査員、講演など幅広く活躍。英語日記や英語手帳など、身のまわりのことを英語で発信する学習を提唱し続けている。中国語や韓国語に翻訳されている著書も多数
英語日記ドリルのメリット・おすすめポイント5つ
「英語日記なら、わざわざドリルを使わなくても自分で書けばいいのでは?」
そんな疑問を持つ方もおられると思います。
ここでは「それでも英語日記ドリルを使うのがおすすめ」と言えるメリットを紹介します。
- 文章がワンパターンにならない
- 英語日記が習慣化しやすい
- 英語フレーズごとに例文がわかりやすい
- 何度でも、ずっと使える
- 無料で読める
1.文章がワンパターンにならない
まず英語日記を始めた人がよくぶつかる壁が日記のネタ切れ。
特に慣れない英語日記だと文章もワンパターンになりがちだと思います。
でもこの本では1日1フレーズ、毎日ちがうフレーズのお題が出るので書く文章も必然的に毎日違うものが書けます。
この本のキャッチコピーで「一日一行でOK」という理由がまさにそれで、一行ずつでも新しい英語表現が身につくわけです。
2.英語日記が習慣化しやすい
自分で日記をつけていても三日坊主になる人も少なくないでしょう。
でも英語日記ドリルで1日目、二日目と違うフレーズが出てくると日記を書くことを習慣化しやすいと思います。
少なくとも60日、約2ヶ月間は続けられるのではないでしょうか。
3.英語フレーズごとの例文がわかりやすい
毎日、全部で60種類の英語フレーズがお題として出てきますが、それぞれのフレーズごとに参考用の例文がたくさん書かれています。
この例文がとてもわかりやすく、「このフレーズを使う時はこういう内容を書けばいいんだ」というのがとてもイメージしやすいです。
自分で一から英文を作るのが難しい人は、最初は例文から選んで書くだけでも学習になります。
4,何度でも、ずっと使える
英語日記ドリルのフレーズは60パターン。
毎日続ければ約2ヶ月で最後までいきますが当然これらのフレーズは何度でも使えます。というよりむしろ何度か繰り返したほうが覚えられるのでいいですね。
数学や英語など一般的なテスト形式のドリルの場合は基本的に答えが1つですが、英語日記で書く内容は無限ですので1回目に直接本に書き込んでも2回目以降も「答えが見えて困る」ということはありません。
5,無料で読める
英語日記ドリルは単行本で買うと1,650円(税込)ぐらいですが、Amazonの電子書籍Kindle Unlimitedなら0円でダウンロードして読めます。
ドリルに文字を直接書き込みたい人は単行本を購入する必要がありますが、日記帳やノート、またスマホやパソコンで日記を書くなら電子書籍で充分です。
すでにAmazonのKindle Unlimited(キンドルアンリミテッド)の会員の人はそのまま0円で読めますし、まだ使ったことがない方ならKindle Unlimitedの30日間無料体験を使えば無料でダウンロードして読めます。
※英語日記ドリルがずっと0円とも限らないので一応チェックしてみてくださいね。
英会話に役立つ英語日記ドリルのおすすめの使い方・勉強法
英語日記を始めようとと思う人の中でも「英語で話せるようになりたい」と思っている人におすすめの勉強法をご紹介します。
なかなか英語学習に時間がとれない人にとってあまり負担が増えない方法2つですのでチェックしてみてください。
耳だけで学べるオーディオブックと併用【これも無料で使える】
せっかく英語日記を書くなら英会話につながる学習にしたいですよね。
そう考えるとある程度リスニングにも慣れておきたいところです。
そこで便利なのがオーディオブック。
オーディオブックは本をナレーターが朗読したもので、家事や通勤中など何かをしながら耳だけで学習できます。
英語のためにさらに時間を割かなくていいので忙しい人には特に向いています。
例えば英語日記を毎日1フレーズ15分、あとは洗い物をしているときや通勤中などにオーディオブックを聴くというイメージです。
ときどき日記を書いたときに使った英語のフレーズや単語が、オーディオブックの英語から聞こえてくるとちょっと嬉しかったりしますし、英語の発音に慣れるので一石二鳥です。
英会話のオーディオブックもいろいろありますが、個人的には「英語日記ドリル」と併せて使うなら「基本の78パターンで 英会話フレーズ800」という本のオーディオブックがおすすめ。
いくつかわたしが試した音声リスニングの中で、このオーディオブックが「英語日記ドリル」との相性が特にいいです。
「基本の78パターンで 英会話フレーズ800」がいいと思う理由は以下の3点。
- 英語のレベルが「英語日記ドリル」と近い
- ナレーションが初心者でも聞き取りやすい
- 無料でダウンロードして聴ける
です。
試してみていただくとわかると思いますが、このオーディオブックを聴いていると「あ、このフレーズ日記でも使った!」ということがよくあると思いますよ。
もちろん英語ナレーションの読み上げ速度も変更できるので聞きやすい速さからスタートしてもいいですし、そもそも最初から無理して聞き取ろうと思わなくても何度か聞いているうちに少しずつ聞きとれるようになるので、それもまたうれしいところです。
あと「無料でダウンロードして聴ける」というのはAmazonのオーディオブック(Audible)を初めて使う人限定ですが、30日間の無料体験で聴き放題できます。(Audibleは月額1,500円ですが、無料体験期間中に退会すれば支払いは一切発生しません)
英語日記を会話形式で書く
もう一つのおすすめは、英語日記を書くとき会話形式で書くというもの。これも英会話に役立つ方法です。
例えば、「I'd better :~したほうがいい、~(しなきゃ)」というお題で「I'd better go to bed early.(早く寝なきゃ)」という英文を書くとしたら、さらにこれを誰かと会話するような文章にするのです。
What time is it now? (いま何時?)
It's just before 12 p.m. (12時ちょっと前だよ)
Well, then I'd better go to bed early! (それなら早く寝なきゃ!)
とこんな感じです。
一般的に日記というと「今日は〇〇しました。楽しかった。」というように常に主語が私( I )の文章になると思います。
ただ、こういう主語が私( I )のフレーズばかりだと書くネタが膨らませにくく、会話の言い回しとも少し違います。
でも会話形式にすると1つのフレーズから文章も膨らませやすく、また「質問する人」「答える人」の両方のフレーズで書くことになるので英会話でもそのまま使えます。
また架空の会話相手を友人や家族などいろいろ変えていくと日記ネタの幅も広がります。
あと例えば好きな外国人俳優との会話をシミュレーションして書くのもおもしろいですよ。
せっかく英語日記をつけるなら英会話にもつながりやすい方法をためしてみてはいかがでしょう。
まとめ【1日15分の英語日記から始めよう】
ふと振り返ったとき、英語力がアップしている。
これが英語日記の効果。
完璧な英語を書こうとする必要はなくて、続けていくと自分がよく使う表現から自然に身について会話力も上がる。
英語日記を書く行為そのものが英語に対する意識を敏感にして吸収しやすい状態になるのだとこの本には書かれています。
わたしも仕事をしながら英語日記を書いていると何度もそのことを実感しますし、続けるモチベーションにもなっています。
1日の中の10分でも15分でも自分の言葉を英語にする習慣をつけることで、以前はただただ聞き流していただけのリスニング英語も英語力アップにつながってきているのでよかったら試してみてください。
外国人と英語を話している少し未来の自分を想像しながら、まずは無理のないところからでも始めてみてはいかがでしょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。