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英語日記で英会話を身につける勉強法

英語が聞きとれない…悔しい体験から2カ月でリスニング上達した勉強方法

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英会話イメージ

会社のオンライン会議で

周りの人はみんな当たり前に英語を話す中

自分一人だけ、まったく英語が聞きとれない…

悔しい…

 

そんな体験をきっかけに独学で英語の勉強をはじめ、なんとか2ヶ月後に聞きとれるようになりました。

 

さすがにたった2ヶ月で「リスニングが完璧」というわけではありませんが、

  1. まずリスニング強化に集中する
  2. 短期的に成果を出せる方法は何か?

この2つだけを考えて取り組んだことで通訳してもらわなくても英語のオンライン会議の内容が短期間でほぼ理解できるようになったのだと思います。。

 

今思えばあの「悔しい」という気持ちがバネになったので、その時の体験談を交えながら、短期間でリスニング力を伸ばした対策・勉強法をご紹介します。

 

 

英語が全く聞きとれない。悔しい体験談

英語が聞き取れず悔しがる人

最初に少し、わたしの悔しい体験談を。

 

この春、わたしは会社の海外事業部に移動。

海外4か国のパートナー企業とともに、責任者として新規プロジェクトを進めることになりました。

 

英語は学生時代以来だったのですが、通訳ができるメンバーに入ってもらうということで仕事を受ける決意をしました。

 

それから各国のメンバー8名が初めて集まるオンライン会議に向けては、通訳するメンバーと事前にしっかり打ち合わせして挑みました。

少しだけ英語の自己紹介も練習して「あとは何とかなるだろう」とタカをくくっていたのですが…。

 

当日、少し早めにビデオ通話をつなぐと、すでに入室していた各国のメンバーは何か会話をしています。

本当に軽い雑談のはずですが、まずその段階で英語が聞きとれない…

 

そのあと、会議をスタートして私の作った資料を通訳の人が説明してくれるのですが、ページが進むたびに各国メンバーから質問や意見が飛んできます。もちろん英語で。

 

そしてどれも、まったく聞きとれないのです

ほんとにまったく…。

 

さらにネット回線のトラブルもあり、初回のオンライン会議は大失敗でした。

 

後で聞くと、メンバーの皆さんは決してイライラすることもなく、質問に対してそれぞれがフォローしあってくれていたようですが、

そのことも含め、そこにいる中でわたし一人だけが「みんな何を言ってるのか全く分からない」という状態。

会議時間の半分以上が、わたしの通訳のための時間なのです。

 

悔しいというか、悲しいというか、

「このままではマズイ」「何とかしないと」と思いました。

 

そしてそこから「どうすれば早く英語が聞き取れるようになるのか?」を考え実践。

約2か月後には会議での英語はだいたい聴きとれるようになり、リスニングの通訳は無しで大丈夫になりました。

 

なぜ英語が聞きとれないのか?原因の洗い出し

まずは英語が聞きとれない原因の洗い出しから始めました。

ネットで検索していろんな英語学習系の記事を読みあさってみたところ、だいたいどのサイトでも以下の原因があげられていました。

  • (1)単語量が足りない
  • (2)英語をフレーズで覚えていない
  • (3)正しい発音・アクセントを知らない
  • (4)英語の文法・語順を覚えていない
  • (5)スラングや口語を知らない
  • (6)ネイティブの会話スピードに慣れていない
  • (7)会話の背景(文化や慣習)を知らない

と、だいたいこの7つのどれかが書かれています。

 

確かにそこに書かれた原因や対策方法はどれもその通りだと思うのですが…

でもわたしが求めていたものとはどれも少し違っていたのです。

 

これらはいずれも英語上級者や英語学習の企業が書いた記事ばかり。

そこに書いてあるのはコツコツと長い時間をかけて身につけるべき「完璧なリスニングのための方法」でした。

ただ、わたしが知りたかったのは短期間で成果がでる方法

 

もっと言うと、あの「英語が聞きとれなくて悔しい」という気持ちを少しでも早く払拭する方法なのです。(わがままですが…)

 

「英語が聞きとれない」から短期間で抜け出す戦略

そこで自分なりに戦略を練ることにしました。

 

戦略とはその字の通り「戦いを省略する」ということ。

何を削って何に勝つか?を決めることですね。

 

そこでまずは、目標を「会社のオンライン会議で、英語が聞きとれるようになる」ということだけに絞り、それを2〜3ヶ月以内で達成するために今やるべき英語学習は何か?だけを考えることにしました。

  1. 会社のオンライン会議に絞る
  2. リスニングに絞る
  3. まずはこの2つだけ達成する学習に絞る

これなら何とかなりそうな気がしてきたので、あとは具体的な学習方法に落とし込んでみました。

 

2ヶ月でリスニング力が上達した5つの対策・勉強法

会社のオンライン会議に初めて参加した時、本当に全くみんなが話す英会話が聞きとれなかったところから、約2か月後にはその会議(毎週1時間)での英会話が聞き取れるようになりました。

 

これは短期的に達成する目標を絞りつつ、先ほどあげた「英語が聞きとれない7つの原因」を効率よく解決する勉強スタイルを考え実行してみた結果です。

 

具体的な対策は以下の5つ。

この中でわたしが仕事のあと、毎日ちゃんと時間をとってやったのは「4」だけ。

あとは「すきま時間」や「ながら時間(歩きながら聞くとか)」を使って少しずつやっていったものですので以外と楽しみながら気軽にできるものが多いと思います。

  1. 使う単語やフレーズだけ覚える【5分】
  2. 会話をシミュレーションする【15分】
  3. 洋画1曲を丸暗記する【10分】
  4. 動画(海外ドラマ・YouTube)で学習【30分~】
  5. オーディオブックで「ながら」学習【20分】

※【】内の時間は、1日当たりの学習時間(平均)の目安です。

 

わたしの場合は「会社のオンライン会議」ですが、これを「海外旅行するとき」「外国人に道を聞かれたとき」「オンライン英会話に挑戦したとき」など、あなたに合ったものに置き換えながら具体的な対策を試してみてください。

 

1.使う単語やフレーズだけ覚える【5分】

英単語やフレーズを暗記するイメージ

単語も英語のフレーズも、学生時代に覚えたうちの大半は忘れてしまっていました。

目標が漠然と「リスニング力をつける」の場合なら、少なくとも2,000~3,000個の単語やフレーズの暗記(学生時代のやり直し)が必要。

 

でも、まずは対象を「会社のオンライン会議」に絞ったのでやることはシンプル

自分の仕事で使う単語やフレーズだけを徹底的に覚えることにしました。

 

普段仕事で使いそうな言葉や、メールや資料から拾い集めた知らないフレーズや単語をリストアップして覚えていきました。

 

やってみてわかったのは、意外と同じ言葉が何度も繰り返しつかわれているということ。

2カ月でリストアップした単語やフレーズはあわせて180個ほど。たったこれだけ覚えておくだけでも、会話の8割ぐらいは理解できるようになりました。(もちろん、中学前半レベルの単語や文法はあるていど覚えている前提です)

 

あと、単語やフレーズを覚えるときは声に出して発音すると音で覚えられます。

わたしは風呂の中で1日5個ぐらい声に出して覚えるようにしました。(発音は翻訳アプリの音声で確認しておく)

 

■この方法で対策できる課題

「英語が聞きとれない7つの原因」のうち、以下が対策できます。

(1)単語量が足りない

(2)英語をフレーズで覚えていない

(4)英語の文法・語順を覚えていない

 

2.会話をシミュレーションする【15分】

オンライン英会話シミュレーションイメージ

これも目的を絞ったからできる対策です。

つまり会議で話しそうな会話を事前に想像して書き出しておくのです。

 

こういう議案に対してはどういう質問や意見がでそうか?いくつかパターンを想像して日本語で書きだし、翻訳アプリで英訳したものを見ておきます。

 

事前にシミュレーションしたところで、その通りの質問や意見がでてくることはほとんどないのですが、何度か続けていると見覚えのあるフレーズや単語が聞こえてくるようになるのでかなりおすすめです。

 

わたしの場合は、「会議で聞きとれるのが目標」ですが、

「次の海外旅行が目標」の人なら、自分の旅行プランに応じて飛行機、空港、ホテル、レストランなどの会話を、

「オンライン英会話に挑戦」する人なら、オンライン英会話で講師に質問されそうなことだけをシミュレーションしておくというイメージ。これだけでもかなり役立つと思います。

 

よく英会話が聞きとれない原因として「会話の背景(文化や慣習)を知らないから」というのがあげられています。

これは文化や慣習を知らないと、相手がどういうことを言うのか?という想像ができないからですが、目標を思いっきり絞ってしまうことである程度対応できます。

 

■この方法で対策できる課題

「英語が聞きとれない7つの原因」のうち、以下が対策できます。

(1)単語量が足りない

(2)英語をフレーズで覚えていない

(4)英語の文法・語順を覚えていない

(7)会話の背景(文化や慣習)を知らない

 

3.洋楽1曲を丸暗記する【10分】

洋楽を英語で歌って勉強するイメージ

これは英語の発音を覚えるのに効果的です。

好きな曲でできるだけ簡単そうな曲を1曲えらんで歌詞を丸暗記し、音源の発音とできるだけ同じになるようにマネをします。

日本人がカタカナ英語で覚えがちなL、TH、V、Sなどの子音の発音も、だいたい1曲の中に含まれているので、モノマネのつもりで(声はマネなくてもいい)練習するとかなり覚えられます

 

よく「発音は、口で言えないと、耳でも聞きとれない」と言われますが、やってみるとその意味がほんとによくわかります。

最初はマネごとでも口で言えるようになると、その音が聞こえてくるようになるのです。

 

■この方法で対策できる課題

「英語が聞きとれない7つの原因」のうち、以下が対策できます。

(3)正しい発音・アクセントを知らない

(5)スラングや口語を知らない

(7)会話の背景(文化や慣習)を知らない

 

4.動画(海外ドラマ・YouTube)で学習【30分】

英語の動画で勉強するイメージ

一番リスニングに効果があったのがこの動画を使った対策で、これだけは「毎日最低30分はやる」と決めて取り組んだものです。

海外ドラマを1つ選んで

  • 1回目:英語字幕で観る
  • 2回目:知らない単語・フレーズを書きだす(スロー再生したり止めながら)
  • 3回目:もう一度英語字幕で観る

このやり方は、繰り返し観るモチベーションも保ちやすく、会話で何度も出てくるフレーズは覚えられ、ネイティブのスピードにも少しずつ慣れてくるのでかなりおすすめです。

「1回目から英語字幕って難しくない?」と思うかもしれませんが、ストーリーがシンプルなドラマなら英語が聴きとれなくても映像と雰囲気だけでもなんとなく話の流れはわかります。

そのうえで2回目に、単語やフレーズを調べながらみると、1回目よりも理解が深まり楽しいですし、繰り返すことで会話によく使われる単語や言い回しが記憶に残りやすいので

 

また海外ドラマや映画以外に限らず、例えばYouTubeにあがっている好きな俳優やアーティスト、スポーツ選手のインタビュー動画で同じようにやるのもおすすめです。

YouYbe動画なら、1本の尺が短いものも多いので気軽にできます。

 

■この方法で対策できる課題

「英語が聞きとれない7つの原因」のうち、以下が対策できます。

(3)正しい発音・アクセントを知らない

(5)スラングや口語を知らない

(6)ネイティブの会話スピードに慣れていない


5.オーディオブックで「ながら」学習【20分】

ジョギングしながら英語のオーディオブックを聞く

もう一つはオーディオブックによる音声学習。

散歩や通勤中、歯磨きや洗い物中など、何かをしながら耳だけで読書する学習法は、効率よく時間が使えるのでおすすめです。

 

オーディオブックは本をプロのナレーターが朗読し録音されたもの。

最近は「聞き流し単語・英会話」「英語の小説やエッセイ」「英語学習本」などのオーディオブックも増えているのでどれか1冊選んで繰り返し聴くと、英語に触れている時間も増えるのでいいです。

 

英語学習のモチベーションが上がらない時でも、とりあえずイヤホンをつけて再生すれば耳に入ってくるので気楽に取り組める学習法です。

※やる気がないときでも、やった気になれますし(笑)、聴き始めると楽しくなることもよくありました。

 

もしまだAmazonのオーディオブック(Audible)を使ったことがない方でしたら、今なら30日間の無料体験で12万冊の本が効き放題になっていますので一度試してみてください。

無料体験の詳細はAmazonオーディオブック公式サイトで確認してください。

 

■この方法で対策できる課題

「英語が聞きとれない7つの原因」のうち、以下が対策できます。

(1)単語量が足りない

(2)英語をフレーズで覚えていない

(3)正しい発音・アクセントを知らない

 

英語学習に取り組む上でのマインドセット

やることを決めたらあとは取り組むだけですが、実際なかなか続かないのが英語学習だと思います。

わたしも過去に何度か「独学で英語を勉強しよう」と思って少し始めてみても、1ヵ月どころか1週間も続かず忘れ去っていくことばかりでした。

今回、心折れず続けるために以下の3つを最初に決めたのも勉強の成果が出た理由だと思いますのでご紹介します。

具体的な勉強法以上に、意外とここが重要だったりするかもしれません。

 

  1. いろんな英語勉強法に目移りしない
  2. がんばりすぎず、毎日ほんの少しでも続ける
  3. 英会話の全部を聞きとろうとしない

 

1.いろんな英語勉強法に目移りしない

英語の勉強を始めても、最初はしばらくの間ほとんど成果が感じられないかもしれません。(特にリスニングは成果を実感できるまでに時間がかかります)

そうすると「やり方が間違っているのかなぁ?」と不安になり、いろんな勉強方法に目移りし、結局どれもが中途半端になるというのもよくあることだと思います。

 

まずは最初に決めた方法を一旦は信じて、2~3カ月は続けてみる方が効率的だと思います。

 

2.がんばりすぎず、毎日ほんの少しでも続ける

「よし、頑張るぞ!」と誰もが最初は意気込むものですが、息切れしてしまっては意味がありません。

どんな英語学習の書籍でもWEB上の記事でも、英語を上達するには「継続」が最低条件です。

あまり無理な予定を立てすぎたりせず、とにかく「毎日ほんの少しでも続ける」ということを優先してみてください。

 

3.英会話の全部を聞きとろうとしない

リスニング学習を続けていくと耳が慣れ、少しずつ英会話が聞きとれるようになります。(じわじわ聞こえるようになるというよりも、意外と急に聞こえ始めます)

 

そうなるとついつい、聞きとれない単語やフレーズにばかり意識が向いてしまい集中力が途切れてしまうこともよくあります。

あまり全部を聞きとろうとぜず、聞きとれない部分はどんどん飛ばして先に進むように心がけるのがおすすめです。

 

完璧を目指すより、何となく会話を会話全体を大きな流れとしてとらえる練習をしておく。そうすることで知らない単語がでてきても引っかからず、会話についていけるようになると思います。

 

ゼロから英語が聞きとれるようになるには、まず小さな成功体験を

仕事の会議で英語が聞き取れるようになったイメージ

「英語が聞きとれるようになりたい」

「とにかく英語学習を頑張らなければ」

最初、漠然とそう思った時は膨大な数の単語を覚えたり、一から文法をやり直したり、

と、やるべきことを考えただけですぐに気が遠くなりそうでした。

 

でも一度落ち着いて短期的な目標を立てることで英語学習に対するハードルが下がり、あるていど短期間で「聞きとれるようになった!」という成果も実感できるようになりました。

 

ただ聞きとれるといっても、実際には「自分が得意な仕事の話題を慣れたメンバーと会議で話す」という場所に限ってのこと。

 

まだまだ他の話題や、ほかの英語話者、ほかのシチュエーションに対応できるかというとそうではありません。

 

でも、短期間で小さな成果を感じられたことは単純に「うれしい!」という達成感も感じられ、「もっと英語がうまくなりたい」というモチベーションにも大きく繋がりました。

 

こういう小さな成功体験を繰り返すことで、この先「英語がペラペラに話せる自分」を少しだけ想像できるようになってきました。

 

4か月後には、リスニングだけではなく「英語の会議で普通に意見交換ができている自分」を目指して今も英語学習に取り組んでいます。

 

あなたもぜひ、まずは短期的な目標を立てて、小さな成功体験を目指してみてください。

そこまでいけば楽しくなってまた次の目標が目指せると思いますので、ぜひ一緒にがんばっていきましょう。

 

【追記】

今になって思うと、毎週1回英語の会議に参加していたこと自体が短期間でリスニングの上達につながったのだと実感しています。

 

今はオンライン英会話も始め、会議では発言もできるようになりました。

英会話は最初のハードルをちょっとがんばって越えると、自信がついて楽しく続けられるので、迷っている人はぜひまず最初の2ヵ月がんばってみてください。

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。