こんにちは。コトノバです。
「英語が話せるようになりたい」
そう思って仕事をしながら英語を独学する中、オーディオブックを活用するメリットが大きいことに気づきました。
最初は英語が全く話せず(聞きとれず)ショックを受けてから、今では気軽に雑談ができるようになったのですが、オーディオブックを毎日繰り返し聴いたことも上達した理由の一つです。
英語のオーディオブックというと、「洋書の朗読」を思い浮かべる人も多いと思いますが、日本語( + 英語フレーズ紹介)の英語学習本などもオーディオブックで読む(聴く)メリットは大きいですので、そのあたりもお伝えできればと思います。
この記事では英語学習に効果的なオーディオブックの使い方や選び方と、わたしが実際に使ってよかった英語関連のオーディオブック7冊をご紹介します。
オーディオブックとは
オーディオブックとは、書籍の文章をプロのナレーターが朗読してくれるアプリ、つまり「耳で読む(聴く)本」です。
もちろん英語のオーディオブックなら、英語が話せるナレーターが読み上げています。
スマホとイヤホンがあれば、いつでもどこでも手ぶらで読書ができるため、ここ数年で利用者も急増。
日本ではAmazonのオーディオブックAudible(オーディブル)と、audiobook.jpという2つのサービスが人気で、本のラインナップも豊富です。
英語学習にオーディオブックを使うメリット
オーディオブックは再生ボタンを押せば勝手に読書ができるので、読書が苦手な人でもストレスなく本が読めますが、英語学習ならではのメリットもいろいろ発見できましたのでご紹介します。
何かをしながら、耳だけで学べる
メリットの1つ目は時間の節約です。
普通に本を読むときは必ず数時間は読書のためだけに時間を確保しないといけません。
でもオーディオブックなら、通勤中や家事をしながら、寝ころびながらなど、他のことをしながら耳だけで読書が可能。
忙しい人でもわざわざ時間を割かなくても英語が学べます。
英語の発音やリスニング力が鍛えられる
洋書だけでなく、英語の文法や学習法などの本を読む時でも、せっかくならそこで紹介される英語の例文や単語は正しい英語のナレーションで聴いた方が学びは大きいです。
英語を話せるようになることが目的なら、本は音声で聴くのがおすすめです。
またオーディオブックは音声の再生スピードも細かく調整できるので、聞き取りやすいスピードで再生しましょう。
値段の高い洋書でも1,500円
洋書の本は普通に買うと数千円と値段が高いものも多いですが、例えばAmazonのオーディオブックなら月額1,500円で12万冊以上が効き放題です。
例えばこの「ハリー・ポッターと炎のゴブレット(Harry Potter and the Goblet of Fire)」という本。
洋書のハードカバーだと4,000円以上しますが、Amazonオーディブルなら会費の1,500円。
初めてなら無料お試しで読み放題
初めて利用する人は、Amazonオーディブルでもaudiobook.jpでも、どちらのサービスでも無料体験が使えます。
Amazonオーディブルは12万冊以上のオーディオブック(通常1,500円)が30日間無料で聴き放題です。
audiobook.jp は通常880円の聴き放題プランが14日間無料で聴き放題です。
【目的別】英語 初心者におすすめのオーディオブック7選
独学で英語学習する初心者の方におすすめのオーディオブックを使う目的別に7つ紹介します。
Amazonオーディオブックが初めての人はどの本も30日間無料体験で聴き放題でですので試してみてください。
※もちろん無料体験期間中に解約すれば支払いは一切発生しません。
英語フレーズを覚える
聞き流しながら英語フレーズを覚えるタイプのオーディオブックです。
何度も何度も繰り返し聴くことで、英会話でよく使うフレーズはかなり覚えられます。
【おすすめ本1】基本の78パターンで 英会話フレーズ800
著者:伊藤 太
ナレーション:サイラス・望・セスナ
出版社:Audible Studios
日常会話で使う基本的な英語フレーズを聞き流しで覚えるのに、個人的には一番おすすめのオーディオブックです。
78パターンの基本フレーズを1つずつ、簡単な日本語での説明と、例文フレーズ、その言葉を使うときのコツや豆知識と最後に練習問題まで1~2分を1セットで紹介してくれます。
またナレーターの声も心地よくて、日本語も英語もとても聞き取りやすいです。
【おすすめ本2】起きてから寝るまで英語表現1000
著者:荒井 貴和, 武藤 克彦, 吉田 研作
ナレーション:アルク
出版社:株式会社アルク
聞き流し英語の人気シリーズで、日常のシーンごとによく使われる英語フレーズが覚えられます。
フレーズを日本語で読み上げ、そのあとに英語が続くというシンプルなスタイル。
このシリーズは他にも
- オフィス編
- 海外旅行編
- 子育て編
- わんぱくキッズ編
- イヌ(愛犬家用)編
など、それぞれのシーンで使えるフレーズがわかるので興味のあるものを選んでみてください。
英語の勉強方法を学ぶ
英語の勉強法を紹介する本もオーディオブックなら英語の例文なども全て英語の声で聴けるので、知識とリスニングが一石二鳥でインプットできます。
【おすすめ本3】海外ドラマはたった350の単語でできている
著者:Cozy
ナレーション:金丸 淳一
出版社:Audible Studios
オリラジの中田敦彦さんも絶賛するベストセラー。
海外ドラマで使われる単語を分析してその9割が350語でできていることに気づいた著者が効率よく英会話を身につけた方法を詳しく書いた本です。
1つのフレーズを応用したり、繋げあわせたりしながら、自分が英会話で使える言葉を増やしてくやり方が具体的に学べます。
よく使われる英語フレーズ集や、最後には練習問題もあるので、英語の授業を受けるような感覚で聴くことができます。
【おすすめ本4】難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!
著者:スティーブ・ソレイシィ, 大橋 弘祐
ナレーション:深川 和征
出版社:Audible Studios
日本人の英語は、テストで点を取るための英語。
他の国の人の英会話は、より簡単な言葉で「いかにコミュニケーションをとれるか?」が重要。
本のタイトルの通り、英語を話すために最低限知っておきたい英語フレーズや英語でコミュニケーションするときに大切な表現などがわかりやすく解説されています。
このオーディオブックも、英語の講義を受けているような感覚です。
英文法を学ぶ
【おすすめ本5】究極の英会話 中学1〜2年レベル英文法100パーセント攻略
著者:スティーブ・ソレイシィ, 大橋 弘祐
ナレーション:Carolyn Miller, Julia Yarmakov他
出版社:株式会社アルク
「英会話を勉強するならまずは基本の中学英語から」とよく言われますね。
この本では中学1~2年で習う「文法31項目+よく使う単語だけ」の403表現を紹介。
聴いてみると意外と忘れている文法や単語もあり、また意外と会話ではよく使うものが多いので当時の「テスト勉強のため」ではなく「話すため」という意識でこのオーディオブックを聴くと、学べるものは多いと思います。
物語でリスニングを鍛える
【おすすめ本6】「赤毛のアン」で英語づけ
著者:茂木 健一郎
ナレーション:藤谷 文子
出版社:Audible Studios
英語の小説の1冊目としておすすめしたい本です。
赤毛のアンの英語の原文と日本語訳 と解説文で構成。
若いころ赤毛のアンの原文を読み英語脳を身につけた脳科学者の茂木健一郎さんが、英語脳の鍛え方、想いなどを書かれた本です。
オーディオブックのナレーションは藤谷 文子さん(女優/小説家など)ですが、この方の心地よい声や語り口調、そして聞き取りやすい英語の発音が初心者にもおすすめの理由です。
【おすすめ本7】聞き流すだけで英語をマスター:ローマの休日
日本語→英語、細かい区切りで学ぶから英語が即、頭に入ってくる!和英音声+教本PDF
著者:小分割/和英順方式普及会
ナレーション:映画の音声, 綱川博之, クボタハルカ
出版社:季想社
オードリー・ヘプバーンさん主演の名作「ローマの休日」を「日本語→英語(映画音声)」で細かく再現した英語学習用のオーディオブックです。
具体的な会話表現がイメージしやすいので、できれば映画を観てからこのオーディオブックを使うことをおすすめします。
効果的なオーディオブックの使い方
わたしは英会話を勉強する中で、オーディオブックの使い方もいろいろと試してきましたので、効果的だった使い方をご紹介します。
日常的な使い方
英語は短期的にすぐ成果がでるものではありません。
ただコツコツ続けていくとあるとき急に「なんか聞きとれるようになってきた」と実感できるもの。
スポーツや楽器の習得と少し似ています。
まずな無理のない範囲で少しずつ毎日続けることを定着させるコツをご紹介します。
◯◯するとき必ず聴く
オーディオブックは歩きながら、家事をしながら、寝る前に横になりながら等…
何かをしながら英語学習ができます。
ですので、あなたが毎日することの中から「◯◯するときは必ず聴く」というルールを決めて習慣化しましょう。
慣れるとオーディオブックを聴かないと気持ち悪いと感じるようにさえなります。
ちなみにわたしは、通勤中(週末は散歩中)と洗い物中は必ず聞いています。
1フレーズは覚える
オーディオブックは再生ボタンを押すと、あとは勝手に聴こえてくるので楽です。
その分、ただただボーッと聴くだけにもなりがち。
最初からあまりがんばり過ぎず、でも最適でも1フレーズずつは英語を覚えるという意識で聴くと、少しずつ頭に入ってきます。
他の英語学習と併用
できればオーディオブックと合わせて、他の英語学習も毎日やるのがおすすめです。
わたしの場合は英語日記を毎日つけるのと合わせて、オーディオブックを聴くのがとても効果的でした。
一日一行でもいいので英語で日記を書いていると、オーディオブックでも同じような英語フレーズが出てくることがよくあるので記憶に残りやすくなります。
毎日少しずつでも英語にふれる機会を増やすと、それぞれが繋がってくるのでぜひ試してみてください。
さらにしっかりやると効果大な使い方
毎日やるのは時間的にもモチベーション的にも難しいかもしれませんが、定期的にでもやると効果的なオーディオブックの学習法をご紹介します。
声に出して言う【シャドーイング】
1つ目は、オーディオブックで聴こえたフレーズを「声に出して言う」です。
最初は1フレーズだけでもいいので、ナレーターの読み方をできるだけ真似して言ってみてください。
意外と難しくて最初はうまく言えないのですが、何回か繰り返していると英語っぽく言えるようになると思います。
これはスピーキングだけでなく、リスニングにも効果的で、声に出す練習をしていると英語が聞きとりやすくなるのでぜひ試してみてください。
また慣れてくると、英語の音声を聴きながら、少し遅れて自分も発音していくシャドーイングというものにもチャレンジしてみるといいです。
これはかなり難しく、わたしもなかなかうまくできないのですが、これも英会話上達に効果的なやり方です。
書き出す【ディクテーション】
もう一つは、耳から聞こえた英語をそのまま書き出すというもの。
これは自分の英語の曖昧な部分を正しく直すのに効果的です。
音だけで何となくわかった気になった(もしくは素通りした)フレーズを、文字にすることで文法や単語が明確になり、リスニングの時も正しく聞き取れるようになります。
この手法は、ディクテーションと言われています。
まとめ
忙しい中で、独学で英語学習をするのはなかなか大変ですね。
でもオーディオブックは、
- 何かをしながら耳だけで学べる
- 英語のリスニング力が鍛えられる
- 本の種類やラインナップも多い
など、いろんなメリットがあるので、効率よく英語学習をするためにぜひ取り入れたい(少なくとも損はない)アイテムの一つだと思います。
英語学習に限らず、本を読むときに「これは目で読むべきか?」「耳で読みべきか?」を少し考えてみると、意外と耳で読む方がメリットがある場合もあると思いますので、ぜひ選択肢の一つに入れてみてください。
ここまで読んでいただきありがとうございます。