- 独学で英語を勉強中。
- 音楽好きなので、英語学習に趣味の音楽を取り入れたい。
そういう方に向けて、
音楽好きのわたしがこれまで試した「英語学習×音楽」のおすすめのやり方や注意点をご紹介します。
ただただ「お勉強」としてなら絶対続かないようなことも、大好きな音楽を絡めることでかなり没頭して勉強できるので「効率」という意味でも「継続」という意味でも効果的だと思っています。
※この記事は約4分半で読めます。
音楽好きなら、英語学習に音楽を取り入れるのは有利
音楽好きの人、特に英語の曲が好きな人は英語を独学するなら、やっぱり音楽という要素を取り入れたいところですね。
大好きな音楽やアーティストを題材にできれば楽しみながら英語学習ができるはず。
英語を身につけるには「続けること」が絶対条件ですので、「好き」という要素を取り入れられるのはかなり有利なことだと思います。
音楽好きの人向けの英語学習方法としては、①洋楽を使って学習するというのがもっともポピュラーですが、他にも②インタビュー記事や③アーティストの動画を取り入れてみるのもかなりおすすめです。
それぞれの特徴やおすすめの勉強方法をご紹介していきます。
最初に目的だけは決めておこう
ただせっかくやるなら効率よくいきたいところ。最初に目的だけは決めておきましょう。
例えば「洋楽で英語力をつけよう」と思っても、ただ漠然と「英語力をつける」と思っているだけだとあまり成果を実感できずに終わってしまうかもしれません。
「英語の発音を身につける」なのか?
「リスニングを鍛える」なのか?
または「英語のフレーズや単語を覚える」なのか?など…
最初にメインの目的を決めておくと、取り組んでいるときに意識すべきことが明確になり、成果も実感しやすいと思います。
こうすることでモチベーションアップにもつながるので、まず最初に「これで何を身につけるのか?」をある程度イメージしておくのがおすすめです。
音楽好きにおすすめの英語学習方法3つ
では音楽好きの人におすすめの学習方法を3つご紹介します。
- 洋楽を覚えて歌う
- アーティストのインタビュー記事を読む
- 好きなアーティストの動画で学習
どれも、わたしが普段の気が向いたときに取り入れているものです。
休憩時間など、普段なんとなくSNSやYouTbeを見ているような5分、10分の時間に「半分趣味」という感覚で楽しめるものもありますので興味のあるものから試してみてください。
1.洋楽を覚えて歌う【英語の発音を強化】
まずは英語の曲(洋楽)を「覚えて歌う」というもの。
これは初心者が英語の発音を覚えるのにとても向いている勉強法です。
「好きな曲を、好きなアーティストとできるだけ同じように歌いたい」
そんな気持ちで練習すればするほど発音が身に付き、歌もうまくなる(カラオケでも歌える!)のですからこんなに楽しい勉強はなかなかありません。(英語教材のナレーションを真似るのとはモチベーションが全然違う)
洋楽を使って英語学習するなら「発音を身につけること」を目的として取り組むのがおすすめです。
まずは1曲、とにかく歌を丸暗記するまで何度も歌いながら、発音を真似ていきましょう。
おすすめの手順は以下の通り。
①好きな曲を選ぶ
途中で飽きないためにとにかく好きな曲、自分が歌えるようになりたい曲を選ぶこと。できればその中でも覚えやすそうな曲がおすすめです。
②歌詞を見ながら慣れるまで歌う
最初はスピードがついていけなくても何度か繰り返すと歌えるようになります。でももし心折れそうなら1回目のサビぐらいまでで一度切ってもOKです。気分よく歌えること(=続けられること)を優先してください。
③歌詞なしで歌えるまで繰り返し歌う
歌詞を見ながら歌えるようになれば、もう少しで歌詞なしでも歌えるようになります。歌詞の意味が分からなければ和訳の歌詞(ネットで検索したら出てくるはず)を見ると覚えやすいかもしれません。
④発音を真似る(完コピを目指す)
あとは音源をよく聴きながら発音を真似ていきます。
最初は歌詞カードを見ても全然うまく歌えないかもですが、繰り返し続けていると必ず歌詞を見なくても歌えるようにはなります。
歌詞を見ずに歌えるようになると、それまで気にならなかった発音の違い(音源と自分の発音の違い)が気になり出します。
例えば「ラ行」だと思っていた「L」の発音が、「ダ」みたいな音に聞こえたり。
「Love」=「ラブ」だと思っていた発音が「ラフ」みたいに聞こえたり。
歌詞カードには「I want to~」と書かれているのに「アイ ウォント トゥ」ではなく「アイ ワナ」のような発音になっていたり。
それぞれ引っかかった部分の音を真似ながら一つずつ練習していくと、それまで誤解していた発音の間違いが明確になっていきます。
またアルファベットごとの発音方法、舌や口の動きもYouTubeなどに詳しく出ているので、このタイミングで調べてみると理解度がとても高まると思います。
1曲だけでも完コピすれば、日本人が苦手な子音(LやSやTHやVなど)の発音もある程度は網羅できると思いますのでぜひ試してみてください。
2.アーティストのインタビュー記事を読む【会話フレーズを覚える】
次はアーティストのインタビュー記事をネットで探して読むというもの。
会話でよく使うフレーズを覚えるのに向いています。
これは勉強というより、息抜きとして日常に取り入れるのがおすすめ。
忙しい中で毎日そんなに英語学習のためにたくさんの時間がとれなくても、仕事の合間やちょっと暇な時間に5分でも10分でも英語に触れておけばそれだけでも効果はあります。
好きなアーティストの情報を調べるのは楽しいもの。これが毎日少しずつでも英語のスキルアップにつながると思うとモチベーションも続きやすいと思います。
やり方は以下の通り。
①記事を探す
「アーティスト名 interview」などでGoogle検索して英語の記事を見つけます。
そのままでも大丈夫ですが、Googleの言語設定を日本語から英語に変更するともっといろいろな記事が見つかるかもしれません。
②英記事を読む(翻訳してもOK)
まずは記事を英語で読んでみてください。
自分が興味あるアーティストの会話文なので、意外と英語だけでもあるていど理解できるかもしれません。でも英語だけだと読みづらいなら翻訳ツールで翻訳して、引っかかるところはチラ見しつつ読めばOKです。
海外の情報なら英語記事のほうが早いことも多く、息抜きの時間に英語で読む習慣がつくので一石二鳥です。
③気に入ったフレーズをメモ
インタビュー記事の中で使えそうな表現や気に入ったフレーズ、知らない単語があればメモっておくといいです。
インタビュー記事は口語(会話で使う言葉)で書かれているので、覚えておくと実際に使えるものも多いですはず。
好きなアーティストについての記事の内容と連動して英語のフレーズも記憶に残りやすいです。
なお、メモは紙でもスマホのメモ帳でもいいですが、LIneに自分だけのグループを作ってそこに書き込んでいくあとで見やすいので便利です。
少しずつ続けていくだけでも、気が付けばかなりの会話用フレーズがストックできるので、ぜひ1日5分からでも楽しみながら続けてみてください。
3.好きなアーティストの動画で学習【リスニング強化】
洋楽好きなら、YouTubeなどにあがっているアーティストの動画は特にリスニング力を付けるのに向いています。
自分のYouTubeチャンネルで発信しているアーティストの動画はもちろん、インタビュー動画や海外のテレビ番組で使われた動画など、気に入った動画を使って試してみてください。
おすすめのやり方は以下の通り。
①英語字幕のある動画を選ぶ
まずは動画選びです。好きなアーティストの会話が含まれる動画で英語字幕のあるものを選んでください。(あまり尺の長いものは疲れるのでほどほどに)
英語字幕が最初から入っているものでもOKですが、YouTubeで字幕ON↔OFFが切り替えられるものがあればさらに良いです。
②英会話を文字に起こす
まずはできるだけ字幕を見ずに耳で聴きながら会話の文字起こしをしていきます。(書きとるのは紙のノートでもいいですが、パソコンやスマホも英語のテキストを打つ練習にもなるのでおすすめです)
小まめに動画を止めたり、再生速度を落としてもOKですが、聴きとれなければ字幕を見て書き写しましょう。
知らない単語やフレーズは調べてどこかにメモしておくといいです。
なお、会話文をすべて日本語で書き起こす必要はありません。あとで英語の会話文を読んだときになんとなくでもわかれば十分です。
③動画の音声を聴きながら声に出す
あとは動画の音声を聴きながら、自分も声に出していきます。
最初はなかなか速すぎてついていけないので、動画を少しずつ止めながら「聴く」→「止める」→「声に出す」を続けていきます。
少し早さに慣れてきたら、動画を止めずに音声を聞きながら少し遅れて自分も発音していく、いわゆるシャドーイングに変えていくとさらに効果的だと思います。
いずれにしても、できるだけ発音や会話のリズムを真似るのがおすすめです。
これも真似をする相手が好きなアーティストだからこそあるていど楽しみながらできる方法だと思います。
動画を使った英語学習は、
- 映像×声で記憶に残りやすい
- 声に出すことで耳からも発音が聞こえるようになる
- 好きな動画なら印象に残り続けやすい
など、リスニング力を鍛えるうえでかなりメリットがあるのでよかったら試してみてください。
【ご注意を!】音楽は英語学習の「楽しみ」として使おう
英語を独学で頑張るなら、趣味の要素を取り入れるのは良い方法ですよね。
ただ、あまりガッツリと「お勉強の教材」という感じで趣味を取り入れてしまい、もともと好きなものが苦痛になってしまうと悲しいのでご注意を。あくまでもバランスが大切だと思います。
音楽好きなら、英語学習する中の「ちょっとした楽しみ」として音楽を取り入れるぐらいがちょうどいいかもしれません。
この記事でご紹介した
- 洋楽を覚えて歌う
- アーティストのインタビュー記事を読む
- 好きなアーティストの動画で勉強
の3つを最初からすべてやろうとしたり、時間を決めて毎日取り組んだりするよりは「気が向いたときに、楽しいと思える範囲でやる」ぐらいがちょうどいいかなと思います。
そして、どうせやるならその時は「今やっていることは何を強化するためか?」という英語学習の目的を意識して取り組んでみてください。
とにかく毎日、5分でも10分でも多く英語に触れる習慣を身につけておく方が、最終的には英語が上達する。そう思って自分に合った方法でコツコツ続けていきましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございます。